「時代が進めば人は賢くなるはずなのに、かえって愚かになるのは何故なんだろう」
私はけっこうこれがずっと疑問だったんだけど、ふとわかった気がした。
今の時代で考えると、割と戦中・戦後世代の人らは頑張ったと思うのよ。
自由もなく、周囲の人が戦死したり、爆撃等で亡くなったり、
食べるものも着るものも少なく、いろいろなことが限られていた時代を経て、
何もないところから復興させて、急激に国を発展させてきたわけで。
ただ、そうやって先人たちが頑張って築いたものって、
割と後の世代ってありがたみがわからない。
なかった時代を知らないからね。
だからその状況にフリーライドして、あぐらをかきだして、
その幸福を当たり前と思って浪費して、結果後退したり、愚かになったりするのではないかと。
なので一進一退でしか進めないのが人間なのかもしれない。
今だって、スマホネイティブ世代とかいうけど、
それにフリーライドするだけではやっぱり退化すると思うよ。
だってそれを生み出したのは先人たちでしょ。
それを顧みることなく、前の世代を全部バカにして、排除して、
ネットを使いこなせる自分らだけが偉いとか思い始めると、
足元掬われると思う。
作った人らは先人なのだから、先人の中にもっと優秀な人がいるに決まってんじゃん。
それこそ若者でも歯が立たないほどすごい人がいるのは当たり前。
そこに思いが至らず、年長世代全部をバカにしていると、
自分もいつかバカにされる側になるんじゃないのかなあ。
しかもそんなフリーライド状態では、新しいものを生み出す知恵も出てこないしね。
やっぱ考えることをやめるのは良くないね。。