いやー。。。
このマンガすごい。
まだ完結してないけどネットで一気に読んでしまった。
読み終わっていろいろ考えてたけど、
援助交際がめちゃくちゃ話題になってた90年代を思い出すものがあった。
ブルセラショップとかね。
あの当時と女の子は何も変わっていないのかもしれないなあ。
しかも、ほとんどもう持ってない人がいないほどに普及したスマホで、
ネットのいろいろなコンテンツに振り回され、逃げ場もなく、
若さという最大の武器を極限まで使ってそれをお金に換えるという、
中身があるのかないのか、見ていて危なっかしい、
そういう最前線で生きてるように見える。
キャスの投げ銭とかもリアルだよね。
このマンガの中で、
「育ちの良さって無自覚に人を傷つける」みたいなセリフがあるけど、
私がよく思うのは、女にばかり「いい子だよねー」みたいなピュアさとか、
純朴さ、素直さを求める風潮にイライラするということ。
あと、「鶴瓶の家族に乾杯」とか見てると、
「家を継いで偉い」だの「地元に戻ってきて偉い」だのとよく言ってるけど、
本当にそういうのだけはクソだなと思う。
鶴瓶自身が東京で仕事して生きていってるくせにそれはないだろと思うし、
なんで若者を田舎に縛りつけようとすんの?と腹が立つ。
「親を大事にする子がいい子」とかね。
家庭環境が悪かったり、毒親だったりしても同じこと言えんのかと思うし、
いい加減、のほほんとそういうのを女の子に求めるのはやめてほしい。
このマンガを読みながら、
宮台さんが90年代に書いてたことや言ってたことを思い出してたんだけど、
あの人も結局、普通に良家の子女と結婚して家庭築いて娘が大事って感じになって、
援交の研究みたいなのをやって出した結論はなんだ?と思う。
少女の心の闇とか孤独感とかを深掘りしたけど、その結果なにがどうなった?と思うよ。
今の現実がより酷薄なものになっているとしたら、
結局あれは一体なんだったの?と言わざるを得ない。
しかしね、このマンガ見て思うのは、
みんな弱いよね。
人間は弱い。
自分の周囲にパパ活をしている子がリアルにいるわけではないけど、
友達がパパ活をしてる、という若い子はいた。
若くして子供ができて結婚して離婚してシンママになった子とかがやってるんだって。
だからね、いくら少子化が問題だからといって、
早々とやることやって子供作って結婚すればいいというものではないと思う。
でもさ、そういう子じゃなかったとしても、
自分の周囲を見ても、何にも依存しないで生きられてる人はまずいない。
だいたいが何かしらのオタクだったり、マルチ商法にはまってたり、
ネットのなんらかのコンテンツに依存してたり、
恋愛だと不倫してたりね。
それがいいとは思わないし、そうならないに越したことはないけど、
そうなったからといって全く責めることはできない。
何かしらにみんな飢えてたり、求めても得られなかったりして、
気持ちを満たしたいのは同じだから。
なんかさ、最近大学進学率とかも上がってるのかもしれないけど、
親にお金ないから奨学金で行く人も多いみたいだし、
少子化で大学の質は下がってるし、なんかそういうのも意味あるのかなあ、
という気がしてくる。
超一流大学に入っても、友達できなくて辞めた、みたいな、
ぼっち系YouTuberでそういう人けっこういるよね。
昔に比べて、高学歴でもコミュ力とか求められて、
そういうのが苦手だと友達もできなくて、
大学も入る前からLINEでグループができてたり、
勉強ができたところでそれだけではどうにもならず、
いろいろ大変そうだよね。。