私にとって、職場はほとんど「ただのやり過ごしの場」だとしても、
他人から、あまりにもあからさまにそういう空気を出されると、
「そこまで他人づらしなくても」と悲しくなったりする。
だから、本当を言えばどこででも、
「ただのやり過ごしの場」だなんて思いたくないけど、
失望することが多かったり、気の合う人がろくにいなかったりすることが多いと、
どうしてもそうやって適当に受け流して過ごすしかなくなっていく。
でも、「これは背に腹は代えられないからだ」という感情は、
やっぱ不可欠な気がするんだよね。
もともと他人に興味がないから、どこででも「適当にやり過ごす」というのは、
やっぱクズのやることだ、という気がして。
コールセンターで一日電話をかけたりしていると、
一人一人への応対がぞんざいになってしまう気持ちもわかるし、
それ以外の人に対しても同じ感じになってしまうのもわかる。
たぶん彼らは、家に帰っても同じように家族をぞんざいに扱い、
自分自身についても適当になっていくんだろうと思う。
でもねー。
やっぱりあからさまに「あなたに興味なんかありません」
というトーンで、
さっきまで研修で明るく話していた社員が、
ロッカーで伏し目がちに挨拶とかしてくると、悲しくなってくる。
コールの内容にもよるだろうけど、
人をあんなふうにさせる仕事ってよくないよね。
やっぱり電話をする前は緊張するくらいの感覚はなくしたくない。
なんかもうさ、怒り以外の感情はまったく持ち合わせてません、
みたいなさめた態度で、
人がいてもいなくてもどうってことない感情の人ってどうなんだろう。
それだったら、常にマシンのように無感情であってくれるほうがまだいいな。
さっきまでにこやかだった人が、急にシャッター閉じてて無感情だと怖くなるというかさ。
あ、でも。。。
あからさまに「この女の子が好みです」といわんばかりに、
救いの手を差し伸べていた社員の人には、
申し訳ないけどやや不信感を抱いた。
全然離れた席から突然やってきてあれこれ世話を焼いてたから。
あの冷たいトーンのフロアでは目立つからかもしれませんが。
とりあえず染まりたくないよねー、あの感じ。
とにかく、上の人間がどうしようもないことだけはちょっとわかる。
一切関わってこないしね。。