diary

自分の考えをまとめ記録しているブログなので、批判ブコメの類はご遠慮ください。削除します。

んー。

昨日、「怒り新党」の後番組を見てたら、

どうやら世間の若者はSNSから離れつつあるようで、よかったと思う次第ですが。。

 

押井守さんのインタビューがどっかに載ってたけど、

身体性のこととか、自分も結構人間についていろいろ考えているなーと。

前に東さんが、人間の脳は、一人一人独立しててどこともつながれず、

死ぬとどこにも記録もバックアップもされないで情報がなくなっていくのが、きわめて非効率、

みたいなこと言ってて、確かになーと思ったり。

 

なんか多分、地方での封建的な人間関係が苦手で、

そういうのに早くからあきらめてて、

自分の家族も口下手で話してもさほど面白くないし、

かといって自分もコミュ力あって声でかいみたいな人間とも馴染めないので、

早々にコミュニケーションには見切りつけちゃってるというか、

コミュニケーションで居場所を確保するみたいなものは、

もう関わる気もあんま起きないし興味がないんだよね。

結局、力のある人に取り入るみたいなことしかできないし。

地方に居ながら傷つかずになんとなく生きていくには、

とにかく「人と深く関わらない、下手に深い話をしない」ということ。

下手なこと言うと変人扱いだし、変な人と思われるといろいろ面倒だから。

とにかくやり過ごしの場ですよ。

というか、コミュニケーションで埋め尽くされた日常というのが、

単純に面白いと思えないというか、自分には合わないんだと思う。

もっとほかのことに没頭したり、他のことで評価される価値観も必要だと思うし。

だってこの前宮台さんも言ってたけど、

LINEのやり取りなんかも自動応答と大して変わらないのだから。

地方のコミュニケーションもさしたる違いはないよ。

 

で、最近はもう本当に、

「人間ってなんで生きてるんだろう」と考えることがほんと多い。

年齢的に、死をリアルに意識するから余計になんだけど、

そもそも、意味わかんない社会でのポジション取りに翻弄されて、

個人でいろいろと考えることはあっても、

偉人でもない限りそういう考えを記録されることもなく死んでいくわけで、

そういう生に何の意味があるんだろうと。

絶望してるというより素朴に疑問。

というか面白くないのかもね、日々が。。

スクールカーストだのママカーストだのと言われだしてからは余計に。

そういうのが一番くだらない。

SNSもそれを増長させるふうにしか機能してないし、

仲良くできないでただただ人と比較して上だ下だとマウンティングを繰り返すみたいな、

そういうことからできる限り距離を置きたい。

見た目を飾るだけのカルチャーとか。

もう少し面白いものの見方とか、面白い生き方って絶対あるはずなんだけど、

もう今の日本人は割と放棄しちゃっていて、

つまらない規律みたいなもので縛ろうとするばかり。

 

90年代に自分が好きだった音楽を聴いてて思ったのは、

あのころまでは人の生の本音とか感情みたいなものが、

カルチャーに乗っていたんだよね。

で、今みたいにつまらない雰囲気が蔓延しているのは、

ある意味、そういう大事なものを守るために、

「やり過ごし」の音楽でガードしているのかもしれないと思ったりする。

要は、公にあるものは、自動応答みたいにどうでもいいものであって、

本当に大事なものはあまり人目に触れさせないために取っておいてるみたいな。

そのくらい、人に言いたくないくらいすごいものが、以前は普通にあったし、

そういうのって、ただ技術的に上手いとかそういうもんじゃないんですよ。

80年代までは、メジャーなものがそういう役割を果たしてたんだけど、

90年代以降は、メジャーなものは少し質が変わってしまったというか。

 

私が羽生君のスケートについてさほど絶賛する気になれないのは、

もともとスケートを見るきっかけになった演技は、

大ちゃんが五輪で盛大に転倒したフリーの演技で、

決してノーミスで4回転で、というようなものじゃなかったから。

別にそんな完璧なものを見せなくても、

人の心を揺さぶる演技っていくらでもあるんだよ。

当時はものすごく気持ちが滅入っていて、でも、

大ちゃんの「楽しそうに演技する」感じに惹かれて。

今そういう人少ないよね。

そつなく演技するけど、エモーショナルな演技ってないというか。

言ってみれば、ノーミスこそが素晴らしい演技というなら、

毎回完璧に4回転を跳べるロボットでも見ている方がよっぽど感動できるってことになるけど、

そうではないから。

完璧とかレベルが高いということが必須と思われているけど、

人の心に訴えるものは実は違う。

大ちゃんは、「醜くてもいいから記憶に残りたい」と言っていて、

そういう価値観は今の選手にはおそらく皆無だよね。

皮肉なことに、そうなってからのほうがスケート人気は上がってる気がするけど。

 

まぁ、どうせ世間とは同じになれないのだから、

あんまり関わらないでいられればなーと。

話が合う人がいれば別ですけどね。。