昨日の「アメトーーク!」でさ、
例の西野さんが出ててさ。
東野に「新世界の創造主」とかいじられてたけど、
いじられるってとこがもうすでにダメなんだよね。
私はずっと、そういうイジりをするほうが性格が悪く、
ああいう人を素直に信奉する人がいい人なのでは、
という強迫観念にさいなまれてた。
現に私が関わってたミュージシャンも、なんか信者みたいになってて。
けどどうにも受け入れがたいという印象は変わらない。
何故ならさ、あの人自分を高みに置こうとするじゃん、
なにがなんでも。
私はそういう人があんま好きじゃない。
全部が逆だと思うんだよね。
たとえば、「お金に興味がない、今したいことをする」
と、フレディ・マーキュリーが言ってる映像を見たんだけど、
全くいやみに感じない。
その言葉にはリアリティがあるから。
クイーンの曲聴くと納得するわけよ。
けど同じことを西野さんが言ってもめちゃくちゃ冷めた気持ちになる。
だってクラウドファンディング三昧じゃん。
なんでもかんでも「クラウドファンディングで金集めましたー」って簡単に言うけど、
お金を集めたからには、出資した人の期待に応える必要が出てくるわけよ。
同じお金を集めるにしても、
やり方が汚く見えるというか、いやらしい。
たとえばケンコバみたいな人が私は好きなんだよね。
絶対自分を高みに置かないでしょ。
あと、ただただ自分に酔ってる劇団ひとりとか。
あれはさ、わかってやってるでしょ。
西野さんに「自分に酔ってる」とか言ったら怒られると思う。
そこが全然違うわけ。
でも完全に酔ってるよね、良くも悪くも。
なんだかんだいって「すごいと言われたい」というのが、
キングコングの二人に共通してると思うんだけど、
そういうのがちらつかないというのが、人から真に慕われる資質の一つだと思う。
今の感じだと薄っぺらい変な信者しか寄ってこないだろうし、
それだと後が悲惨。
どんだけお金集まろうがショボく感じる。
やっぱ自分の「胡散臭い」という感覚は信じるべきなんだろうな。。。
同じ感じで、又吉は芥川賞を取る前の方が好きだったな。
なんか風貌が不気味で、でも着眼点が独特な、
普通にいたらどっちかといえば「キモイ」扱いされる又吉が好きだった。
今じゃもう先生扱いだもん。
そういうキャラじゃないはずなのにね。。。
迷走してニューヨーク行っちゃった綾部に多少同情してしまうわ。。