なんか、
「自分はもう一生結婚できないことが確定した、
童貞だし人生を呪いながら死ぬだろう」みたいなエントリーあったんだけどさ。
あまりにも世間は、性に対してそういうイメージを植え付け過ぎなんだよね。
「誰もが必ず当たり前にやる通過儀礼」みたいに。
生理とか、第二次性徴とかは「通過儀礼」と言えるかもしれないけど、
性行為には必ず相手が存在するし、
別に相手がいなけりゃ通過儀礼もクソもないということ。
相手が存在するのに軽く考え過ぎなんだよ。
あと結婚もさ、当たり前の風景だとあまりにも強く思いがちだよね。
けど、一定の年齢になればバツイチも増えてくるし、
子供もいなければそういう人は普通に独身者なわけで、
孤独死予備軍に変わりはない。
あまりにもさ、
「家に帰ったら温かい家族がいて料理があって笑顔があって…」
みたいなものを美化しがちだけど、
私が育った家庭は、金に困ってはいなかったけど、
当たり前の愛情のようなものはなかったし、今もないよ。
そういう場で毎日過ごす地獄というのもあるわけだから。
別にね、独身者には独身者なりの生活スタイルも楽しみもあるわけ。
暇だったりすることもあるけど、
絶望して死にたくなるようなこともないしさ。
多分、既婚者や、一人で行動したことのないヘタレには恐ろしすぎて想像すらしたくないんだろうけど
(若いやつのブコメでもそういうのけっこうあった)
独身者が存在するという現実はあり、自分がそうなる可能性もゼロではなく、
またそれが一概に不幸だとは誰にも決められない。
私自身、「あのときもっと違う展開があれば、
あの人と結婚していたかも」という相手は何人かいる。
そういう人のことを思い出していろいろ考えることはある。
別に執着しているとか、しがみついているわけではなくて、
「もうちょっと違う展開があったらどうなってたんだろう」みたいな、
答え合わせみたいな。
それでもしなかったからには何か理由やタイミングのずれがあったんだろうし、
ことさら嘆き悲しむほどでもない。
だいたい贅沢なんだよ、
何もかもを「人並みかそれ以上で当然」と思うことがさ。
人から蔑まれるような経験だってあっていいんじゃない。
一度もそれがないとしたら、
弱者に対して極端に無関心で無神経な人間になると思うよ。
想像すらしたくない、という立場に自分がなってみるというのも、
ある意味大事な経験だと思うけどね。
何もかも思い通り、一つも欠けることのない人生なんてないでしょ。
むしろさ、そういう、
「結婚してないなんて、かっこがつかない」という見栄に付き合わされる、
配偶者の身になってみろよと思うね。
本当に相手を好きな結婚なんてどれだけあるのかと。
貴乃花も離婚したか。。。