渋谷のゴタゴタはやっと終わるだろうから、
別に近所でもないのにほっとしてますが。。
渋谷のイメージは、
直後に「コギャル、援助交際」にとってかわり、
やれプリクラだ、たまごっちだといろんな話題があり、
そっからいろんな考察とかがあったんだけど、
今ハロウィンの渋谷をメディア越しに見て思うことは、
「本当にあれはなんだったんだ、全部いらんやん」という感じ。
できたら90年代に時間戻して、
渋谷で起こっていたユースカルチャーのこととか一切何も知らずに過ごしたい。
本当になんだったんだろ。
特に今思うことは、
90年代当時は「コギャルの街」という感じだった渋谷が、
今はすっかり女の子の影が薄くなってしまったということ。
AKBが売れ始めたころから、
女の子は完全に「男性に媚びないと生き残れない」みたいな、
戦略的に「女を売りにする」空気が強まりだして、
思想とか自分の意思といったものはかなり後退してしまった。
だからこそ、わざわざ空気の悪い渋谷に行って堂々と痴漢されても、
さほど大きな騒ぎにならないのであり、
いつの間にか自分以外のものに主導権を売り渡してしまったんだよね。
コギャルの時代を経て、かえって状況が悪くなってしまったことは、
やっぱりかなり残念だと言わざるを得ない。
自分の身体を犠牲にしてでも、
自分は自分だという意思表示をしようとしたコギャルの時代から、
結局、「女として見られてナンボ、触られるのも価値がある証拠」
みたいなレベルの低い状況になったのなら、
人って、学べる状況や経験がいくらあろうと、
結局進歩せず後退するものなのかと。
普通、時代が進んで行くと考えって進化すると思えるじゃない。
むしろどんどん愚かになって行くのが、昔から解せない。
無駄に、「自分は若くて美しいのだから、何かに使わなくては」
といった焦りが、
よくわからない行動に駆り立てるのかな。
私はもともと、コスプレとかも興味がないので、
見た目をせっせと整える文化には全てついていけない。
ギャルもそう、プリクラもそう、インスタもそう、コスプレもそう。
そういう輩と距離を置きたくてネット界にいたのに、
スマホの普及でネットも居場所ではなくなったし、
まぁ渋谷なんて、なんとなくふらつくためにとか絶対行かないし、
はなっから、渋谷の狂騒なんてなければよかったのにと思うよ。
あの、交差点の先にツタヤがあってさ、
109があって、という渋谷のイメージがさ、
意外とずーっとそこで止まっているのがけっこう不思議。
自分にとっての渋谷は、道玄坂じゃなくて公園通りなんだよね。
もしくはタワレコとか、
京王線使ってたから、通り道で京王百貨店よく行ってた、そういう感じ。
あとはパルコとかが好きで行っていただけで、
なんとなくたむろするとかいうのは一切ない。
仮装とかも興味ないんで理解不能ですよ。
ハロウィンに関しては、
「もともと日本の文化にないじゃないか」という批判もけっこうあったけど、
私のイメージは、「E.T.」の映画で出てきたああいう感じ。
お化けのかっこして子供が街を歩くみたいな。
なんかさ、日本語で「お菓子くれなきゃいたずらするぞ」
とか子供が言って回ってるのテレビで見たけど、間抜けだよね。
そもそも日本にない習慣だもん。
別にさ、店とかがハロウィンに乗っかって飾りつけしたり、
家でジャックオーランタン飾ったりとか、その程度はわかるんだけど、
「もともとハロウィンはコスプレ祭りじゃねえぞ」
との批判をかわすべく、
そもそも根付いてない祭りを子供にやらせることの間抜けさ。
まぁ特に東京に住んでたら、
地元の祭りみたいなのは少ないんだろうけど、
地方でも別に地元の祭りに参加しないですしね。
まぁなんていうか、なかったこととしてスルーしたいよね、
ハロウィンも、渋谷の隆盛も。
私はそもそも街としては新宿の方が好きだわ。。