銀色夏生。。。昔流行ったなー。
多分高校くらいのときに周りが騒いでた気がするなあ。
あの人の本の表紙とか見るとさ、
今現在の女の子から完全に失われたピュアさを思い出すよね。
なんかフワフワしてるんだよね。
んで麦わら帽子とかかぶってて。
ギャルがかぶるカンカン帽じゃないですよ。
ジブリに出てきそうな麦わら帽。
でもジブリとは違うんだな。
というか、ああいうのを「ジブリ映画」と呼び始めてからダメになったのよ。
ジブリ映画なんて呼ぶ必要ないし。
私が個人的に好きなのは、80年代に少しアンティークものが流行った頃があったんですよ。
アンティークとか、トラッドみたいな、
きちんとした大学ノートや、つけペン使ってインクで手紙書いたりするような、
なんかそういうのが流行った時期があって。
あの頃の流行かわいいよね。アナログな感じで。
ラルクの「風にきえないで」のMVとか見るとそんな感じで、
昨今のチャラいボストン型メガネじゃなくて、
ちゃんと本とか読んでいそうな雰囲気のメガネで。
最近、チャラい人種がメガネかけてるのはどうもいけ好かないですが。。
多分ね、私がリバーズエッジの話とかすると歯切れが悪くなるのは、
そこまで強烈には思い入れがないからなんですよ。
ってか、あるといえばあるんだけど、
そこに至る前の時代の方がどうも自分には合ってたから。
バンドの音楽とかは80年代の音楽から入ってるからね。
ファッションについてはちょっと、80年代は個性強すぎるけど、
それでも、90年代のコギャルとかに比べたら全然好きだし。
あの頃があまりにも楽しすぎて、それ以降の時代をずっと受け入れられないで、
止まっているのかもしれない。
その、アンティークとかが流行っていた頃の服の流行というか、
ファッション誌もけっこうかわいくて、
もっと前のナチュラル系みたいなのは、mc sisterとかに存在してたんですよ。
正直、オリーブ少女はお高く留まり過ぎてて、今から思えば嫌みな感じだった。
それより前にね、たとえばトムソーヤの世界にあこがれたり、
そういうのは銀色夏生とどこかつながるんですよ。
手芸とかスイーツ作りが好きそうなね。
どこか空想好きで、自然が好きとか。
そこに「モテ」の要素を入れ始めるともう違う。
それがオリーブでありコギャルだったわけ。
もうピュアさとは無縁の商売臭さになってしまう。
なんか、バブルを象徴するトレンディドラマのように言われて、
伝説扱いになっている、「抱きしめたい!」というのがあるんだけど、
あの中で浅野温子がしているファッションが、けっこういいんですよ。
ナチュラル系でちょっと少年ぽい感じでかわいい。
白シャツにカーキ色のチノパンに黒のローファーとかね。
さすがに今ローファーを履いてる女子は少ないんじゃないの。
けどあの当時は、紺ブレにグレーのパーカにチノパンにローファーなんですよ。
これが致命的に似合わなかったのが鈴木保奈美で。
だから東京ラブストーリーが好きになれなかった。
けどあの当時の、トラッドファッション自体は割といいんですよね。
Vネックのニットをグレンチェックのパンツにインしてベルト締めて着たりね。
ほんとに、元々フェミニンではないアイテムを着てそれが素敵、
という、不思議な流行ではあった。
今はまだ、ワケのわからないケバい化粧とか、ギャルとか、
相変わらず多くて、あれはあれで、
彼ら自身が嫌いとかではないけど、
好きではないなあ。
二階堂ふみのファッションとかの方が好き。
成海璃子も一時期よかったけど、今どうなっているのか。。
ああいうナチュラル系の人ってそんないないんですよ。
あとは多部未華子くらいかな。
90年代はバブルの影響で、どうしてもロングヘアやら、
体の線を出すファッションばかりが男受けする感じで、
ナチュラルなものが好きな人種は迫害されてた。
というか今も似たようなもんよね。
ギャルがチヤホヤされるのは同じ。
けど80年代くらいの、何かおとぎ話とか、アリスの世界から抜け出たような、
フワフワした雰囲気のファッションやマンガはやっぱり、
なくならないでほしいと思うかなあ。
今ほんとないでしょ、どこにも。
どいつもこいつも世間ずれしてね。
昔の歌謡曲とか聴くと、ちょっとそういうのがわかるかもしれない。
カセットテープにいろいろ編集して、車とかでかけたい。
ほんとあの時代の空気感ってなんなんだろう。
ちょっといろいろ振り返りたくなってきた。。