diary

自分の考えをまとめ記録しているブログなので、批判ブコメの類はご遠慮ください。削除します。

えーと。。

ここ数年、スマホの普及とともに爆発した、

SNSの普及から、

いろいろなことを根本から考え直さざるを得ない状況となり、

それはそれで、案外自分個人にとってはプラスになっているのかもしれない。

 

PCがメインのネットでの交流の時代と、

今のスマホの時代とで大きく異なるのは、

SNSによるリア充アピール・自慢の横行」であり、

リアルをベースにしているというところ。

なおかつ、写真アプリの進化による加工の横行であり、

一般の社会を見てわかるように、

まぁ化粧や加工による底上げの時代だよね。

自意識過剰な自撮りつきのツイートとかもかなり気持ち悪い。

 

私が振り返るに、90年代以降は加工の時代で、

なんというか、素朴で飾り気のないものが割と排除され、

忌み嫌われたような気がする。

髪は茶髪にし、目は囲みメイクでカラコンを入れ、

肌は焼き、プリクラは目を大きく見せられる。

ただ、私自身はそういうものにもともとなじめる人間ではなく、

例えば、役者やバンドマンなどの舞台メイクは好きなんだけど、

一般社会の日常でのそういう加工は今もって好きになれない。

当然、今ロスとか叫ばれているアムラーやコギャルとも全く相容れませんでしたが。。。

安室自体が嫌いとかはないんだけどね。

 

なんていうか、そういう「ごまかし」の作法は、

あらゆるところにまで浸透し、

たとえば好きな音楽やカルチャーを言うのでも、人目を意識し、

「ウケのいい」「通りのいい」ものを表向き好きだと表明し、

いかに自分がダサくなく、異様でなく、

さわやかで人畜無害であるかをアピールするだけの世界になってしまった感があって。

 

自分の中では、一応異性の目に対する意識もあって、

ずっと迷いがあったけど、

今少しそういう作法に限界を感じているのかもしれない。

私が好きなものは大抵、一般受けはせず、

わかりにくく、どちらかといえば野暮ったく、さわやかさに欠ける、

もともとそういうものだったにも関わらず、

言うと引かれたり、理解されなさすぎることに少し疲れ、

いつしか本当に好きなものを人前で言うことを一切やめてしまった。

けっこう、オシャレカルチャーの人らにいじめられたりバカにされたりも、

さんざんあったからね。

 

それでも、オシャレカルチャーにのうのうと転んだ、

元のライブ仲間のことは私は許すことができず、

ずっと好きなものは心に秘めて大事にし、

人前でけなすようなことは絶対になかった。

転んだようなヤツって、私に「いつから○○のこと嫌いになったー?」

とか、「自分も転びましたよ」って言わせようとするんだけど、

常に「別に私は嫌いになってないよ」と冷たく言い放ってやった。

そこだけは死守しないと、自分にも好きなものにも失礼だからさ。。

 

で、ついにもう、SNSのしょうもなさに心の底から嫌気がさし、

本音を隠し続けることもバカらしくなってきて、

別に異性の受けもよくならないし(汗)

もっと自分のもともとの本質に戻ろうという感じになってきた。

よく、「同じいい人で気が合う人なら、顔のいいほうがいいに決まってるよね?」

みたいな意地悪な質問をする人がいたりして、

要はルッキズムみたいなことなんだろうけど、

そういうのって、「『人間は外見ではない』なんて偽善だ」と言いたいんだろうと思う。

お前も結局は見た目に左右される俗物だろう、ということかもしれない。

けど私は、本当にもともと、そんなに美形の人にさほど心を動かされないたちで、

好きな顔とかはあるにはあるんだけど、

どっちかといえばアンバランスなものに惹かれたりするんだよね。

歯並びの悪い人が好きだったり。

んで、そういう感性は、昔は割とポピュラーだったんだけど、

だんだんと偽善扱いされ、

「なんだかんだ言っても美人・イケメンが好きなんだろ、お前ら」

みたいな論調に押されまくって、スクールカーストにまで発展するという、

極限まで行っているのが今という時代だと思う。

明星チャルメラのパッケージに広瀬すずが載ってるんだけど、

ラーメンのパッケージにいらんってあんなもん。。。

チャルメラのおじさんでいいわ。。。

 

私はほんとに偽善じゃなく、さほど顔のいい人が好きってわけではないし、

服のセンスとかにも、もともとそんな激しいこだわりもない。

むしろ、なんかちょっと奇妙な映画とかバンドとかばっかり好きになってきたし、

そのせいでものすごい迫害を受けたこともある。

特に、自分の家族がやたら美形の優男ばかり好きで、

私の好みを一切理解しなかったのも、意外と傷ついたしね。

 

今のSNS時代の過剰なルッキズムへのアンチテーゼというか、

少しでもそういうくだらない風潮を鎮める意味も込めて、

もうあんまり好きでもないものを好きだと言うのはやめようと思う。

ほんとに、80年代からの流れというのはめんどくさくて、

確かに私は変わったもん好きなんだけど、それすら、

「私って個性的でしょ」みたいな演出と取られかねない。

けど、そんなアピールでもって「エレファントマン」とか見れないって。

根本敬好きとか言えないって。

 

まぁ、もう田舎に古民家でも借りて隠居しようと考えてたくらいだし(汗)

人目はかなりどうでもいいんだよね。

そんなことで時間を浪費しているのは本当にもったいない。

なんか、「女子力が高い」と思われるような、

スイーツ()とかオシャレカフェとかスムージーとか、

「ていねいな生活」とか、

そういうものは自分にはさほど関わりがないけど(スタバとかは普通に行きます)、

もうそれでいいと思う。

豚足の素揚げもがんがん買うぜ!と思うし。

初めからそうしていれば、あるいは結婚もできてたかもしれないけど。。

まぁ後の祭りとしかいいようがない。。

 

さっき映画のレビューを検索してたら、

昔ながらのHPがあってなつかしかった。

「時計オレが一番好きだ!」とか熱く書いてあった(汗)

今もああいうので全然いいのにね。。