「笑いの多い世界がいい」と言ってて、で、
「SNSなんかで他人を中傷している人のフォロワーが数人だったりすると、
『やっぱりこういう人は求められてないんだ』と思う」みたいに言っていて、
これがSNSのマイナス面ですよ、まさしく。
あのね、芸能人や有名人は、ああいうもんの「フォロワー数」で、
「どれだけ人に支持されているか」を決めてるようだけど、
全く違うし、あと、
フォローというのは嫌いだからわざわざウォッチしてやろうという心理もあるわけ。
フォローしたものの全く見てない場合もあるし。
そういう理屈を突き詰めていくと、全ては「数の暴力」に帰結する。
要は「多くの人に支持されている人こそ正しく、
少数意見は無視していい」ということになる。
物心がついたときにSNSがあった世代って、ここら辺が怖いよねー。
言うまでもなく、全然売れていないけど良作とかもあるし、
かえって、変な消費のされ方を防ぎたくて、
ファンがわざわざ人に紹介もせず黙ってることも多いんですよ。
まぁ、数字が全てのテレビの人はしょうがないかもしれないけど、
何もかもに対して「売れてるものこそ正義」となり始めたら、
本当に恐ろしいことになる。
今はまだ、そういう世代は少ないけど、
だからこそ、ネットを大人になってから使い始めた年長世代は踏ん張ってほしい。
けどさ、ロンブーの淳とかが、自分に絡んできた相手に、
「こっちはフォロワー○十万人、お前は数十人」とか言ってたのを見ると、
暗澹たる気持ちになる。
ああいう他人の見下し方って、それこそ軽蔑の対象になるべきだよ。
テレビに出てる自分と単純比較することがそもそもおかしい。
「テレビに出てそこそこ人気が出る」ことは、知名度は確実に上がるけど、
そのことがイコールその人が優れている、
一般人よりも価値があるということではない、
だってテレビは自動的に知名度を上げるメディアだというだけの話で、
そのことで他の人より偉いわけじゃないよ。
フォロワーが有象無象であっても支持さえされてれば偉い、
というのは違うと思うけど。
私が接してきたサブカルチャーは、
ファンにそんな暴言を吐く人は皆無で、むしろ、
孤独な人にほど「自分らのライブおいで」とか言ってくれるような、
暖かい人ばかりだった。
それは彼らも孤独を味わっているからで、
そういう信頼関係が昔はすごくあったんだよね。。。
なんかさあ。
SNSで絡んでくる相手に対して、腹は立つだろうけど、
一般の人間の立場的な弱さを少しは考慮できないようでは、
人前に立つ資格あんまないと思うよ。
というより、SNSが諸悪の根源でもある。
ツイッターはそもそも、有名人とつながるためのもんでもなんでもなかったのに。
苦々しい思いを消せなかったけど、
やっぱネットでああいう人らと交流する気にはなれない。
ラジオにハガキ書いたりしてた頃は平和でよかったよ。。。