地方は老害がのさばっているから発展しないっていう話。
うーん、老害もそうなんだけど、
よくさ、千葉や埼玉の人達の自虐とか、
茨城・栃木・群馬の対立みたいな話出てくるけど、
私が最初に働いた場所が、自分の地元の隣の、
地方都市としてはけっこう発展している県だったので、
出身地を言うとそれはそれは差別され、
小バカにされて、恨んでいるっていうのが私は大きいかな。
私が東京に行かざるを得なかったのは、
「こいつらがぐうの音も出ないようにしてやる」っていうのもけっこうあって、
なので、東京に住んでいた間の、あの精神的な安定感っていうのは、
何物にも代えがたいものがあった。
もちろん、身内とか気を許せる人がほぼいないっていう心細さもあるよ。
けど、「出身地でバカにされない」という心の軽さは本当に楽だった。
まぁ、いろいろな事情で横浜とけっこう関わってたんで、
結局地元にいたときのような「出身地をかさにプライド高くなったバカ」
との付き合いはなくならなかったわけだけど。。
以前に録画してた「月曜から夜ふかし」見てて、
「横浜問題」とかやってた頃のマツコが私は好きで、
本当に信じられないほど横浜はプライドが高く、
でも、東横線とかで行ってみればわかることだけど、
竹やぶだとかただのいなかが広がってるだけなんだよね。
うちのいなかと変わんないよ。
それであんだけ偉そうにできることが本当にすごいことだと思う。
ただ、当時私は東京に住んでたんだけど、
真の出身地聞きだしてバカにしてくるほど下品な人はいなかった。
要は東京ってだけでひるんでたわけだから、
私の地元の都市の方がタチが悪いなあと思う。
いまだ忘れられないのが、
うちの実家は、車庫の地面が砂利とか敷いてなくて、
土の状態のときがあって、
そんときに雨が降るとちょっとぬかるんだりするの。
で、靴に少し土がついてたりすると、
「なんかすごいとこから通ってきてんだね」とか、
職場のオッサンに言われたよ。
いなかの舗装されてない道を歩いてきたみたいに見えたんでしょ。
そのオッサンにはお昼奢ってもらったりもしてたけど、
あの発言だけは永遠に許せる気がしない。
おまえらが住んでるとこがなんぼのもんじゃと。
ビルの谷間通って職場に来てんのか?違うだろと。
大して何の違いもないクソ田舎の癖に、
そうやって人を見下すしょうもなさがもう絶対許せない気がした。
ただ、そいつらも同じ県内で、
自分は区に住んでる、お前は市だろ、とか、
差別しあってるのを見て、「本当にバカなんだな」と思ったけど。
いなかって結局、老人・子供・学生しかいなくて、
中間の大人の世代がごっそり東京に行ってていなかったりするんで、
老人の価値観を当たり前として出来上がっている面がけっこうあるんだよね。
だから疑うことすらないし、
そこを出た人にしか真の姿はわからない。
別になんも変わらなくていいや、何十年も止まったままでいいや、と、
若いやつも思ってたりするし。
それに馴染めれば残っていくだろうし、
馴染めない人はやさぐれていくか出ていくか、ってことでしかない。
あと、カルチャーを理解する土壌はないんで、
そういうことを仕事にしたい人の居場所もないよね。
まぁ私は、四六時中出身地でバカにされながら何十年もそこで生きろ、
と言われても無理だったと。
東京の人は冷たい、とか言える人ってさ、
結局自分の地元に居場所もあって、ある程度ぬくぬく生きられてるんだと思うよ。
東京ほど精神的に気楽な場所はないよ。
自分さえ気力がしっかりしていれば、
つまんないことで村八分にされたり、「出ていけ」とかは言われなくて済むし、
それなりに能力とかで人を評価もしてくれるし。
出身地で劣等感持たされるほど無意味なことはない。
なので、福島出身で差別受けてる人とかほんと気の毒。
いじめとかもレベル低いよね。。。