昨日の「クロ現」でさ、太田社長が、
堀北引退を「とてもさわやかな形での引退」とか持ち上げてて、
「はぁ?」と相当の違和感があってさ、
結局比較して清水さんや能年さんをディスってるわけじゃん。
なんか事務所はお金かけてタレント育てているんだから云々、
コミュニケーションを取らないから云々、
みたいな、ご意見番みたいな雰囲気がどうもカチンと来た。
よく「円満退社」というけど、
どんなに根回しを完璧にやろうが、筋の通っているような理由があろうが、
「辞める」ってことはトラブルなんですよ。
普通の人が会社辞める時だって同じ。
定年退職と契約満了以外の退社は「悪」である、
そういう社会だから、
強引に押し切ってやめなきゃいけないことは、話題にならないだけでいくらでもあると思う。
そういうことなんも知らないで、堀北だけ美談にするのは、
問題を何もわかってないというか、
「こっちはいいけどあっちはだめ」の基準がほんとわからないし、
こんなものただの感情論でしかないと呆れる。
そもそもが、「芸能人の引退について」という番組を見させられている時点で、
「ハァ?」でもあるんですけど。
結婚・出産がそんな「さわやかで円満な退社」の理由なの?
会社でそういう人いてもそんな祝福ばかりはされないし、
なんか差別に思えますけど。
妊娠した、と告げると本当に苦々しい反応をする会社もあるみたいよ。
特に産休明けすぐとかだとね。
別に堀北さんが特に偉いわけでもなんでもないでしょ。
どっちかといえば主体性があるのは清水さんとも言える。
自らの意志で全て決めて実行したんだから。
なし崩しに言い寄られて結婚、妊娠でなし崩しに産休・引退よりかはさ、
主体性があるとも言えますよ。
だってさ、堀北さんはまだ若いんだし、
事務所は産休あけたらそりゃ戻そうとするでしょ。
そんくらい拘束力が強いとも言えるし、
電撃結婚の時点ですでに火種はあったわけだから。
そんじゃあさ、小劇場出身とかで、
「事務所に育ててもらった」「多額の資金を投資された」
というのがない人なら別に当てはまらないってことですかね。
「周囲を怒らせないように」「トラブルにならないように」
ってことばっかり考えてたら、できないこともある。
というか、怒るっていうのがよくわからない。。
「代えがきかない仕事」って昨日言ってたけど、
こんだけなりたい人が大勢いて、いくらでも代わりのいる業界もほかにないって。
もともと、「この人がいないと回らない」
になっちゃう職場はダメという定説がすでにあるんだから。
そういうシステムがクソであると。。