最近の大学生は本を読まなくなっている、
みたいな記事に、ものすごい反論のブコメがついてて、
やっぱ、「本を読まない」ということには罪悪感がつきものなのかなあと。
私は国文科に行ったんですが、
太宰とかもさ、むしろ「影響を受けすぎるのは良くない」
とか言う教師もいたし、
大学でやってた作品はすごいマイナーなやつで、しかもけっこうヤバイ内容だったし、
本を読めばなんでも実になるとか、人としてまっとうになるとは私は思わない。
純文学って問答無用で肯定されてるけど、
割と中身はヤバイですよ。
永井荷風とか、私は好きだけど、
永井荷風を高く評価している女子大生ってのもどうなんですかねえ。。
谷崎とかもねえ。。。汗
三島とか谷崎好きな知人は筋金入りのドMで、今ももうやってることわけわかんなくなってるしね。。
とはいえ、「本は読んでないかもしれないが、
スマホなどで文字に触れている時間は昔より長いはずだ!」
と息巻く人達にはちょっと辟易する。
確かに読めばいいってものでもないんだけど、
文字を見てさえいれば「何かやってる気がする」というのは、
これはこれで賛同できない。
結局、「コミュ力」ばかりもてはやす偏重社会で、
総体的に文章力や語彙力をまるで評価しない社会になっているのだから、
本を読むことは酔狂な趣味になりつつあるんだよね。
本をたくさん読む人全員にコミュ力そんなあると思う?ないよw
読書は基本、一人で内側に向かう作業なのだから。
若者に本をたくさん読んで欲しいのか、
コミュ力を身につけてほしいのか、まずははっきりしろと言いたい。
私自身は結局、電子書籍は好きになれず(マンガは手軽に読めるのでけっこう買った)、
紙の本に戻りつつあるかな。
ぱっと開くというワンアクションだけで読めるのがやっぱいい。
前に戻るのも一瞬だし。
アナログが合ってるのかなあ。