diary

自分の考えをまとめ記録しているブログなので、批判ブコメの類はご遠慮ください。削除します。

常識って。。

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このダイアリーなんだけどさ。

 

まあとりあえず実話だと仮定すると、

「妊娠させたから責任取って結婚する」という事例はあるということよね。

ブコメにも書いたんだけど、そんな形で結婚してさ、

生まれた子供が、「自分ができたことで父親が責任取って結婚した」

とか知らされたら、どう感じるんだろうね。

まぁ知らせないだろうけど。

 

しかもこの場合、付き合ってさえいなくて、別に彼女もいて、

女性側からある種無理やり行為に持ち込まれての結果なのに、

責任を取る必要があるのかはかなり疑問に感じる。

そんなことで結婚される側は本当に嬉しいのかな?

 

ただ、一般的な感覚として、

「妊娠させたことの責任を取って結婚する」という価値観自体は、

案外普通に受け入れられているという印象があるのは、

よく考えれば不思議なことというかね。

 

最近の私は、年がいってきたせいか、

こういう、多くの人が疑問を持たないけど、実は非常におかしいことについて、

ひとつひとつ洗い直している感じがあるんだよね。

恋愛や結婚についてはかなりいろいろなことを考えてて。

 

そもそも自分は、いなかで生まれ育ったこともあって、

恋愛・結婚に疑問とか嫌悪を抱いたことはなかったし、

むしろ子供の頃、「将来、結婚できるかできないかが今わかって、

もし、結婚できない未来があるなら、もう死にたい」とまで思ってた。

そのくらい、無意識に刷り込まれていて思い入れが強かった。

これは女性には珍しくない傾向だと思うし、

そういう思い入れや焦りで結婚した人も少なくはないと思う。

とりあえず人並みに生きたいという望みかもしれない。

 

私の場合は幸か不幸か、

どんなにそう願ったとしても、一緒にいるのが苦痛な人、

性格に難があって結婚に向かないタイプの人と、

それでも無理に付き合い続ける気にはならなかったせいで、

一番恐れていた未来が今到来しているんだけど、

その恐れていた未来って、受け入れてみるとさほど地獄だとか、

みっともなくて外を歩けない、社会生活やっていけない、

そんなようなものでもなかった。

日々悩んではいますけど。

とにかく自分が思っていたものとは様相が違っていたということです。

まあ時代的に、周囲が強引にでも結婚させるとかはなかったわけで、

親も焦って急かしたりということも、これも何故かあんまりなかった。

こっちが婚期を逃して錯乱状態になっているのに、

特に母親は驚くほど無関心で、

それが、多分一生拭えない母親への不信感となってるわけだけど。

まあそのせいで、親に頼ろうという気は一切なくなったよね。

これはこれでいいことだと思う。

どうせ女は、嫁に行ったりしたらあんまり頼れないわけだし。

 

「結婚できないなら死にたい」とまで思ってた私が、

案外到来してみた現在がさほど悪いものではないと思う理由は、

最近の若い女子に魅力がないというのはあるかもしれない。

というよりは、昨今はとにかく顔面偏差値が重視され、

若くないと価値がないという雰囲気に社会が覆われているでしょ。

でもいかんともしがたく、彼らは未熟なんだよね。

若い人とは長く一緒にいることがけっこうきつい。

それはワガママだったり、人との距離感がわかってないからかもしれない。

んで、いい感じに年を重ねた人というのは、

そこらへんがやっぱ違うじゃない?

くだらないことで人をバカにしたり上からものを言ったりしないし、

要はコミュ力があるというかさ。

そういったことへの重要性、価値というものを考えなおすと、

若いことだけが最も重要で優れているというわけではないことは、

おのずとわかる。

というよりも、そこまで考えないと、

今の時代はほっとくとすぐに年長者をバカにして切り捨てて、

劣った存在として上から叱りつけるような若者も増えてきたからさ。

そういう輩をのさばらせてしまっているということです。

 

もうさ、とにかく何でも、

年長者の言うことは「説教」「話が長い」「老害」というレッテルを貼って、

まともに聞こうとしないじゃない?

もちろんそう言われても仕方のない人もいますよ。

だけど、黙って特に何も発信しない年長者らの中には、

ただの老害ではなく魅力的な人、包容力のある人も絶対にいると思う。

そういう人があまりにも語られなさすぎだよね。

 

私自身は、若者に「上からものを言ってる」と思われるのがいやなので、

常に大体敬語で接しているんだけど、

あんまり年齢とか気にしないタイプの若者で、

例えば今はやってる言葉やカルチャーを好きじゃないとダサい扱いしてくるとか、

そういう感じじゃないフラットな感覚の子と接すると、

意外に普通に話が合ったり、認めてもらえたりして、

そうなってくると「年齢差って何だろう?」という気持ちになってくる。

むしろ同世代とのほうが全然話が合わないこともあるし。

 

あとさ、姉が大学の時、なんか哲学かなんかの講師が、

年の差カップルについて、

「あまりにも年が離れた人を好きになるのは異常」

みたいなレッテル貼りをして否定してたらしく、

姉はそれを鵜呑みにしてて、こっちに言ってくるわけ。

そういう変な悪影響もあったよね。

そんなの人それぞれなのにね。

まあ、物事って、「人それぞれ」と言った瞬間に、

いろんなことがどうでもよくなるから、

ある意味何かを言わなきゃいけない職業の人が、

あえて縛るのはわからないではないんですよ。

だけどやっぱ人それぞれ、ケースバイケースとしか言いようがない。

独身者が劣っているわけでも、不幸でもないし、可哀想でもないのに、

そんなふうな目で見て恐れる人がほとんどだと思う。

そこに、いかに強い偏見が働いているか、

真剣に考える人はあんまりいないよね。

何故なら絶対に自分がそっちに回らないように、

みんな必死だから。

でも案外そっちになってみると、そんな悲壮感もないし、

ネットもあるから孤独でもないし。。

なにがなんでも、無理に人といる必要もないわけだから。

私の場合は実家にいるのも無理だし、

もう一人でいるしかないんだけど、

その方が、変に親と距離が近いより、

くだらない世間体とか気にしなくていいからだいぶ楽なんだよね。

自分の気持ちを割と尊重しながらいられるから、

気の合う人も変わってくる。

例えば家族に否定されたこととかそういう性格とかも、

肯定的に見てくれる人はいるし、応援してくれる人もいる。

私の場合は、家族の考えがけっこうネガティブなのよ。特に姉。

そこから完全に、ああいったネガティブ傾向のある人から離れて、

むしろ「どんだけ前向きなんだよ」という感じの人と接すると、

やっぱり根本の自分がそこまでネガティブではないと気づくようになる。

世界変わるんだよね。

家族が相手だと素直になれないことも多いでしょ。

そこが取り払われて、変な制約とか役割とか気にせず過ごせるようになると、

全然変わってくると思う。

本当に発揮したかったこととかがわかってそっちに行けるようになる。

そうでないといい出会いもないし、

本来の自分を生きてることにならない気がするけど、

家族関係に悩んだことがない人にはわからない感覚かな。

まあ自分は、婚期を逃したことで母親の残酷さが初めてわかって、

それきっかけで他人に一切期待しなくなったから、

ある意味良かったと思う。

変に親の期待を裏切らないようにとか、いつまでもやっていたら、

他人の考えでがんじがらめになってたと思うから。

「こいつにはもう絶対腹を割らない」と、そのくらい思えた方が、

私自身は案外楽なんですよ。

娘にとって母親ってけっこうめんどくさい相手でもあるしね。

全部がそうではないんだけど、

精神的な依存がなくなるのはけっこういいことだと思う。

まあ自分の世界で生きるしかないよ、もはや。。