「凪のお暇」遂に最終回まで見終わった。
私は、出ていた役者みんなけっこう好きなんだけど、
そういうドラマではないということは、予告を見たときからすでにわかっていたことで。
もっとメンタルをやられるドラマなんだよ。
だって凪も慎二も、機能不全の家庭に苦悩する、
要は「アダルトチルドレン」であり、
友達の坂本さんはスピ系のヤバイ人だし、
ゴンはメンヘラ製造機だし、
みんな、都会ではよくありがちの心に闇を抱えた人。
だからこそ、慎二は凪をまっすぐに愛せないし、
凪の方も慎二をマウントの道具として利用する。
こういうテーマが初めから横たわっているドラマに対して、
やれ高橋一生がイケメンとか騒げないよ。
この人のモラハラに何度心をやられそうになったか。
どれほど絶望を感じたか。。
このドラマを、そういう痛みなしで、
イケメンだのなんだのでミーハーに見れた人は幸福な人生送ってると思うよ。
だってさ、結婚などでここまで親孝行が美徳と思われている日本で、
親を振り切ることがどれほど難しく勇気のいることか。
地方に住んでいたら親不孝で冷淡な人間だと普通に思われるよ。
ましてや母子家庭でそれは非常に難しい。
私の同世代の友人でも、いい年こいて親の話ばかりする女子がいてさ、
もう途中で会うのが嫌になった。
自分が親不孝と言われてるようで居心地が悪かった。
でも、そんなことを繰り返していたら、
決して自分が本当に望む人生は訪れない。
けど彼女にとっては両立する話なんだろう。
そこが友達とわかりあえないのはきつい。
最終的に、慎二は素直になって変わっていったから、
進展するかなと思ったけど。。。
カラッとした終わり方だったなあ。
少し残念なような。。。
あと、私はシソンヌが好きなので、
坂本さんの最後がウケたw
まぁ、高学歴でも洗脳されやすい人ということかな。。。