この前ワイドショーみたいなの見てたら、
恐らく伊勢丹とかの百貨店の独自ブランドの商品で、
ダウンコートのようにボリュームはなく薄手だが、
ダウンコートなみに暖かいコート、というものが紹介されてた。
私は自分でダウンコートを買ったことが一度もないんですよ。
まぁ昔は高かったというのもあるけど、
なんか着ぶくれするじゃん。
あとバシャバシャいうし。
それでも、他のコートより圧倒的に暖かいというので、
母親とかが絶賛してて、無理やり買い与えられたものが一枚あって、
でもあまり着てなかった。
雪が降ったり、寒さに耐えられないレベルの日に着るくらいで。
なんせ母親がカタログで買ったもんだから、
色とかデザインがおばさんなのよ。
冬に実家に帰るたびに、
「なんでダウン着てないんだ」みたいに聞かれるのもプレッシャーだった。
そこまで寒くない上、見た目が好きじゃないので。。
買ってからもう何年も経っているので、別にもう着なくてもいいと思うんだけど。
いちいち聞いてくるのがほんとうっとうしかった。
ただ、くだんのワイドショーを見ていると、
正直そのダウンに代わるコートを買う気にはならないけど、要は、
「ダウンは暖かいかもしれないが、見た目が好きじゃない」
という需要があるらしいことが非常に伝わってきた。
見た目が微妙だと結局着ないよね。
あと、ダウンは暖かい場所に移るとめちゃくちゃ暑い。
このところの暖冬で、特にこの冬は着る気に全くならなかった。
12月に26℃の日とかあったし。。
母親を見ていると、
「自分がいいと思ったものは絶対正しいので、人に押し付けてもいい」
という態度が本当に目に付くんだけど、
そういうのさ、お金がもったいないんだよ。
大して欲しくないもん押し付けられて、着なくて、
毎回着てるか聞かれてうざい、みたいなのさ。
そういうモノでしか他人と繋がれないってさ、悲しいことよ。
モノを与えることでしか、他人に恩を着せられず、
そういうことでしか会話できないという。
それってどっちかが常にプレッシャー感じないといけないじゃん。
なんかさ、常にそういう圧を感じていると、めんどくさくなって、
自分の意見を言わなくなっちゃうのよ。
「はいはい、着ればいいんでしょ」みたいに。
で、ワイドショー見て「ああ、自分は別にあれ着たくなかったんだ」
と気づく。
そういうプレッシャーを人に与えないように気をつけたいよね。
人の自然な欲望を押さえつけて、自分の考えに巻き込むのは罪深い。
私は一人暮らしだけど、実家にいたら、
常にそういうもんに付き合わされるんだろうね。
ちょっとしたことだけど、今になって、
どれだけ洋服の好みとかであれこれ、くだらないことを言われ続けてきたか、
思い知りますよ。
もっと、本当に着たいもの、本当に着たい色のものを買っとくべきだった。
母親は何かといえば、「もっと明るい色を着ろ」と、否定から入るんだよね。
でも、自分が納得しないで買ったものは結局着なかったりする。
そういうのが積もり積もって、のちのちの後悔につながる。
服ってけっこうお金かかるでしょ。
欲しくもないもんを買ってる余裕はないんですよ。
そんなわけで、このまま暖冬が続くようならダウンは買わないかな。
あー、あとババシャツとかも嫌い。
なんか喜んでババシャツの話する女とか多いけど。
黙って好きな肌着着とけと思うね。
だいたいババシャツって言葉が悪い。
ヒートテックすら着ないよ。。