これさっきブコメつけて思ったんだけど、
実際にそのラーメンがおいしいかどうかとはそんなに関係がなくて、
経験値の問題だと思う。
最近職場で10代の子と話していたら、何でも美味い美味いと言ってて、
要は、日本人の多くが、
「そういう子を見ているほうが楽しい、気分がいい」ということでしょ。
本当にその料理がおいしいかどうかという問題とすり替わってると思うんですよ。
しかも10代に、料理の出来不出来はあんまり評価できない。
ほとんどが母親の作った物か、コンビニ飯くらいしか食べてないのだから。
あと、「料理を作った人に失礼」だとか、
「食べ物があるだけありがたいと思え」などの謎の思想も入ってると思われる。
私が最近たまたま行ったラーメン屋は、超有名店なの。
とんこつのね。
でもおいしくないんですよ。まずいとは言わない。
でもまた行こうとか全然思わない。その上高い。
ついてきた餃子もまずい。
二度と行く気にはならないね。
麺が細くて、食べるはしからのびていくやつ。
一緒に行った相手が、そんなに仲良くなかったから、
緊張して食が進まなかったのもあるのかなあ。
とにかくあっという間に麺がのびていくし、
その上スープも全然好みに合わない。
家で作るラーメンのがはるかにおいしいと本当に思うくらいなんだよ。
それで千円近く取られるからね。
昨日の話でもモヤモヤしてたんだけど、
そういう、「なんでも肯定的に話してくれないと気分が悪い!」厨に、
世の中全体が媚び過ぎなんだよ。
特に、物事の本質を理解できていない若年層に媚び過ぎ。
あいつらに料理の味なんかわかってたまるかという。
それを、負けないではっきりいってやらないとダメということです。
日本人ってポジティブ病ですよ。
だからカルチャーも全然よくならない。
少しもよくないものを漠然と褒め、
微妙な反応をする人間を「性格が悪い」と決めつけ排除する。
そんなんで物事進化するわけがない。
私さ、「何これ、マズイ!」とか言わないんだよ。
「うーん、そんな、言うほどおいしくはないかなあ、有名店だけど。。」
と遠慮がちに批判するだけですよ。
それですら、ポジティブ病&全体主義の日本人にとってみれば、
「有名店=権威に楯突いた!こいつはヤバイ」のレーダーに引っ掛かんじゃないの。
けど、どれほど芸能人のサインが飾ってある店でも、
自分にとっておいしくないならそれまででしょ。
あとこれ大事なんだけど、
地方はうまいまずいの差が激しいのと、
いろいろ接客の時点で意地悪だから。
東京の方が確実に美味い物食べれることが多いと思う。
仲のいい店とかが存在しづらいから、
接客の時点でかなりの気を遣っているし、
最大公約数的になっているので全体のレベルがどうしても少し高い。
けど、「大戸屋がくそまずかった」と言っていた知人には、
私もけっこう引いた。
大戸屋に何を期待してるのかと。
「値段の割にまずい」とか言うけど、
地方にポツンとある大戸屋にいきなり行ってもねえ。
明らかに周りの店の方が安くて美味いでしょ。
その場合は店のチョイスを誤ってますから。
基本的に、都会のオフィス街とかで、
入りやすい雰囲気の店でささっと昼とかを済ませたい人が入るのが、
要はファストフード店に近い。
さほど味とか求めてないから。
ああいうとこは一人客が多いから、入るのに楽な店が必要なのよ。
昼とかに、がっつり接客してくる店はしんどいんだよね。
そういう店は料理が出てくるのも遅いから、入るのが怖いし。
その人、家族と行ったらしいけど、いくらでも家族で入れるおいしい店は他にあるはず。
そういう細かな事情が飲食店にはあるのだから、
うまいまずいの二元論ではどうにもならないんじゃないですかね。。