もうちょっと突っ込んで書いてみると。
最近のカルチャーが質が下がっているのと同じように、
最先端と思える時代は確かにあった、
でも今はむしろ退化してる、というのが、音楽界などにも言えて、
ネットでも全く同じことが起きてると思う。
要はポピュリズムみたいなことでしょ。
ネットが最先端みたいな考えこそがもう古いと言わざるを得ない。
「ネットがあれば何か新しいことができるのではないか」
とワクワクできた時代は、もうだいぶ前に終わってるんだよ。
それは、「リアルと地続き」になればなるほど進んで行くこと。
何故なら、昔はリアルの社会に失望しているからこそ、
自分の属性を排除した、匿名でいろいろな人と関わることに可能性を見いだせたわけで、
実名が基本とか言われるFBやら、招待制でリアルのつながりが基本のmixiなんかが出てきた時点で、
もう終わったんですよ。
結局、別に新しい人間がやってるわけでもなく、
実社会と同じ人々がリアルと同じノリでSNSなんかで関わりだすのなら、
多少のネット人格や写真の加工はあったにせよ、
特に新しい関わり方が出てくるとは到底思えない。
その上、ゲーノー人やファッションリーダーが偉い、みたいな、
しょうもない風潮ばかりが増長するインスタとかさ、
まぁ関わりたくないよね。
いつまでもいつまでも、顔面偏差値が高い、モデルみたいな人種とか、
ラグジュアリーな生活のできるえせセレブみたいなのがのさばるだけでしょ。
本当に洗練された価値観、スマートなことは何かというのを、
考える力がないとどうしようもないという気がする。
んで、ネットはもう、もちろん使うっちゃ使うけど、
最先端でもなんでもない、ただの馴れ合いになったということですかね。
それでもまあ、たまに面白い記事には出会うので、
全く無意味とまでは思わない。
しかし、ネットでの振る舞い方を例に挙げて、
「○○では時代についていけてないですよ」みたいなことを言われるのは、
だいぶ的外れとしか言いようがない。
そもそも「スマホ民ダセー」みたいな感じだもん。
バカッターもそうだし。
ネットをつまらなくした張本人という感じ。
しかし普及すればそうなるのはわかっているので、
不可逆的なものですけどね。