うーん、東さんの意見叩かれてるなあ。
棄権を呼びかけているわけではなく、
あまりにも意味のない選挙に異を唱える、ということだと思うけど。
なんだろう、しっかりした根拠や責任がないと、
何の意見も言うなみたいな、
そういう風潮そのものに対する違和感だとも思うんだけど、
ふわっとしているようでもそういう考え自体は必要だと思う。
何でもそうなんだけど、「前提そのものを疑う」という癖がないと、
ただ単にわーわー文句を言うだけの無為な時間ばかりが増えてしまう。
私さ、若いころから転居が多かったし、あと、
いなかだから投票先の選択肢があまりにもないとか、
いろいろあって、
これまでに投票した回数って数えるほどしかないんだよね。
だから、棄権するとか白票を入れるとか、それ自体に別にどうとも思わない。
棄権するつもりはなくても、投票券(ハガキ?)が手元になくて行けないことも多かったし。
プロ市民みたいな人らには、それはあるまじき行為で、
選挙に行かない人間には何一つものを言う権利すらないといわんばかり。
人権があるのだからそれは違うと思いますけどね。
私は、この前も書いたけど、
もう民主主義も全然機能できていないと思うし、
貨幣経済すらもう崩壊しつつあると思う。
民主主義なんて、常にマイノリティの自分が信じられるわけないよ。
けど、そういった意見を一切無視するというのであれば、
別段社会が良くなるというわけでもなく、
単に民主主義が延命するというだけの話。
小さい単位でものを考えればわかるんだけど、
今の仕事にしたって、
私は一切当事者じゃないのに謝らされていたり、
これも、「雇用を作り出す」ということがおかしな方向に向かった結果じゃないの。
要するに、自分に責任のあることを、
お金を払って「我々が代理で謝っときますよ、詳細知らんけど」という人間に任せきって、
伝言ゲームをやってるようなもの。
働いている人間にしたらほんと意味わかんない。
それでも、「雇用を作り出すのはいいことだ」とするのが、
貨幣経済の社会ということですよ。
しかも、派遣会社はピンハネがはんぱないし、
一般の人間が払った代金である企業の収益が、そういうことに使われているわけ。
こんなの、転売で値をつり上げて儲けてることと構造的には似たようなもの。
日常生活でないでしょ、そんなことは。
たとえば、家政婦みたいなものであれば、
双方助かるから意味あるかもしれないけど、
コールセンターって、一体誰が幸せになっているか全くわからない。
とにかく、企業が電話応対をどこかに丸投げして、
めんどうな業務から逃れたいのか、
もしくはアウトソーシングの会社が、強引な営業で仕事を取っているか。
普通に考えて、顧客と販売している会社の間に何人も挟むというのは、
サービスは雑になるし、客にとっていいことはほとんどない。
貨幣経済は、「もともと人間が幸福になるために考えられたもの」だとすれば、
(某HPにそう書いてあった)
すでに幸福をほとんど招いていないという時点でもう用済みじゃないのかな。
テレビ見てても感じるよね、
本質とは関係ないことばかりつついて、
どうにか現状を維持しながら無難に自分の立場を守りたい、
みたいなものばかり目に付くの。
20代のやつらが、「売り手市場が続いてほしいから自民支持」とかいうのもさ、
まさしく目の前のことしか見えていない証明のようなもの。
自分が就職できさえすれば、国が崩壊しても知ったことか、というのは、
自分らが儲かりさえすれば、原発の安全性とか知らん、ということと何の違いもない。
本質を考えてないというのはそういうことです。
国の未来がヤバイ、という状況で、就活もクソもないだろ、という話。
「やったー就職できたー」と言った矢先に、暴動が起きるとか、
流通がおかしくなってその会社が倒産するとかなったら、
全ては無意味。
そのくらい、足元が揺らいでいるということだし、
その認識を持てないのはけっこうヤバイという気がする。
ポピュリズムがここまで悪影響を及ぼすようになると、
やはり放置できない問題じゃないのかね。
トランプなんかもそういう影響で当選したようなもんだし。
私自身は、無謀だと思いつつも、
なるだけそういうものと関わらないで、
今の状況を回避する環境を持ちたいと思うのみで。
SNSなんかで「世界に発信」とか言ってるけど、
とりあえず、身近な周囲ともつながれてないのに、
世界と直結しなくてもいいかなとは思う。
しかし、今回の選挙はカオスだよね。
結局投票先ないわ。。