ロッキング・オンがこの前の番組を取り上げておりますが。。
まぁ、ジャニーズのタレントがこういう番組を持って、
「よい番組である」と、音楽雑誌の人間が記事にするというのも、
どういう倒錯現象なのだという疑問を禁じ得ませんが。。
ラルクに対して皆が気を遣っているのがね、
けっこう露骨だったというのはあるよね。
「V系とカテゴライズする人もいた」みたいな感じの処理だったし。
特にDAIGOはhydeのお気に入りだから。
ただ、V系と呼ばれるのを嫌がっているのはTETSUであり、
hydeはそうでもないみたいな説もけっこう聞きますが。
(私は初期からの熱狂的なファンではないので詳細は知りません)
コメ欄を見ていると、
イエローモンキーまでもがV系扱いされかかっていたというのが、
なかなか「あー」という感じ。
私は、イエローモンキーはずっとはまって聴いてたのに、
その頃にGLAY・LUNA SEA・黒夢等は一切聴いたことがない。
むしろバンドの音の傾向として、
ファンはデヴィッド・ボウイやT-REX、KISS、エアロスミス等を聴くのが普通の流れよね。
んで、それらが日本で言うところのV系とは、
全く世界観が交わらないので、聴く気には全くならなかったのかもしれない。
Xは、最初は本当に異端のバンドという感じだったので、
今のようになるなんて思いもせず、ずっと好きにもならなかった。
あと、CASCADEも私は好きだったけど、
あれってテクノっぽいんですよ。
V系に入れるのは乱暴な気がするなあ。退廃的なナルシストって感じではないし。
10年代以降のV系を、キリショーが「もう何だかわからん」というのは、
まさしく金爆の影響で、コミックバンド風なものが増えたからだと思うけど、
より病みの要素を抜いて、かわいく、カジュアルに加工した、
彩冷えるだとかKIDDIEだとかSuGと、
コミックバンドみたいなやつ(多すぎてわからん)と、
王道という感じのダークなGazettEとかMERRYとか。
分けようと思えば分けられる要素はあると思うけど、
触れるとめんどくさいから放置したのかもしれない。。
最後にみんなでセッション、というコーナーになったけど、
結局音楽って、あれが醍醐味でありあるべき姿であって、
特に誰がカリスマだとか上手いだとかの前に、
「みんなで合わせて弾くのが楽しいなあ」ということに尽きる。
それを、あまりにもチケットの争奪戦だの、やれライブマナーがどうの、
バンギャの追っかけがどうのと、枝葉末節のことに振り回され過ぎている気がする。
もっと原点に戻って、普通に楽しみたい。
で、DTMで音楽が作れてしまう時代に、
あえてアナログな手法でバンドとかやっている人たちにしか、それが表現できないので、
V系聴いてるとしか今は言えないんだよね。
もともとは、音楽を演奏したい数人が集まって「コピーは楽しいね」
みたいなところに全てがあるという気がする。
まぁ、カルチャーとしては行き詰まっている感じは否めないけどね。
AKBやジャニーズやEXILEみたいなものしか目にしない、
みたいな環境だと、
そうなるのも致し方ないのかもしれない。
バンドの音楽も行き詰まり感あるしね。
私は最近ダフトパンクを久々に聴いて、
「やっぱりすげーなあ」という感じなので、
とりあえずバンドの音楽には飽きたのかもなあ。。
EDMとか、ディスコっぽいのとかかっこいいわ。。
あとは、古いジャズのかっこいいやつとか。
今現在のものはなかなか、情報を得ることもなんかやりづらい。
ナタリーとか見てるんだけどね。。