頭が痛い。。
昨日行ったライブで、なんとなくいろんな違和感があり、
数年ぶりだったとはいえ、
「こんなだったっけ?」という感じを抱いた。
私がいる地方は、5年くらい前にRADのライブに行った時も、
強い違和感があった。
なんか1曲目からこぶし突き上げて、
大声で歌ったりするファンが多数。
あと、他のアーティストでも、
ライブがスタートする前のSEの部分から、
音が大きくなり、「もうすぐ始まるかな~」みたいな雰囲気になると、
SEに合わせて手拍子が始まる。
いっつも「え?」ってなる。
よく言えばシンプルというか、熱いといえば熱いのかもしれないけど、
特にRADについては、だいぶ引いてしまった。
なんかさ、「暴れ曲」とか、V系ファンなんかは言うけど、
あいつら、曲を聴いているというよりも、
暴れられればなんでもいいんですよ。
あと、元気に声を出すとか、メンバーの名前を叫びたいだけ。
そういう人間こそ、クラブで踊ればいいのに、と思うし、
もっと別のメディアの方が合っているように思えてならない。
そういうものを社会が提供できていないんだよ。
音楽のライブで、目の前で演奏しているというのに、
しかも、相当レベルの高いものをやっているのに、
全く聴かず、昔の「暴れ曲」で大喜びするというのがね、
単なるストレス発散みたいな、ただカラオケとかで大声出せば済むじゃんみたいな、
ああいう客を一掃したくて仕方がない。
彼らは、何年もライブに通いながら、
「暴れ」に来ただけで、あと、
周囲に合わせて振り付けを覚えただけのことであり、
音楽の知識は一切広がることもなく、
多様な楽しみ方も一切学習していない。
だから、新しい曲で良いものがあっても、
暴れ曲じゃなければ「つまんない」という態度だし、
まぁ、ただのテーマパークだかなんだかに来たのと同じですよね。
しかも、アーティスト側も、
「新譜はライブを意識して作りました」と、
ライブで乗れる曲を作ることにがんばった、みたいなこと言ってたけど、
新しい曲は客が全く反応せずポカン状態だったし。。
あれでも客が喜んで帰ることと、
アーティストが「盛り上がってよかった」と喜ぶことが、
ただただ奇異に思えて不気味だった。
レベルの低いファンがいくらたくさんいても、
そのバンドは先細りしていくしかないし、
新しいファンが増えることもない。
その「終わりの始まり」を見てしまった気がした。
どんなに、「盛り上がってるかー」って言って客が「いえーい」とか言ったとしても、
それで意思疎通ができているかどうかは、
昔のアーティストならわかったはずだったんだよね。
そういうコール&レスポンスを一切しなくても、
ものすごく通じ合っているアーティストとファンもいるし、
もう形だけ声出してるってだけで、何の中身もないし何も考えていない。
あいつらは、ただただ自分たちが盛り上がっている気分になりたいのと、
大きい声を出したいだけのこと。
あとはMC聞いて「言い方w」とか突っ込んで笑いたいだけ。
やってる側がそれで平気というのが本当にすごいと思う。
何かもう、音楽だけにとどまらず、
いろんなことを根本から考え直すべきなのかもしれない。
ディスコミュニケーションがひどい。
まぁ今の政治もひどいけどね。
ひどさのレベルが違う。。