そういえば、この前Eテレでチラッと見た、
哲学について話してる番組で、
ソクラテスの、「哲学をしてる人は、死ぬ準備をしている」
みたいな言葉があったみたいで、
「ナイス!」と思ってしまった。
人にとってもっとも苦痛であることが、
一応「死」ということになるのなら、
なるべく限界まで死の恐怖や苦痛をやわらげるというのは、
生きる上での知恵としてはこれ以上のものはないと思うんだよね。
逆に言うと、
物質的なものや人間関係を盤石に整えることは、
死への恐怖をより深くさせる行為だと言わざるを得ない。
一般的には、人や自分の死に対して、
大袈裟に嘆き悲しむ人が、
情が深くて優しい人に見えることは間違いないけど、
自分の場合は逆行してるんだよね。
生も死もさほど大して違いはない、と思おうと、
けっこう常に訓練を重ねている感じ。
ソクラテスやっぱすごいというか、
言葉のインパクトがすごい。
ニーチェなんかよりもずっと読むべきものかもしれない。。