ドラマ「あなたのことはそれほど」をちょこちょこ見ているんですがね。
この、少しの失言でも大臣が辞任するような、
芸能人がいちいち不倫で叩かれるような、
病的に「裏表のない善人」を要求する時代に、
何の悪びれもせずのうのうと浮気するヒロインをぶつけてくるところがすごいよね。
しかも「カルテット」の後番組に。。。
人って、「いい人に見せたい」という欲がけっこうあって、
そのせいで、やたらに「裏表のない人」をアピールしたり演出したりするし、
世間の悪にも憤ったりもすると思うんだけど、
あれほどまでに何の罪悪感もなく不倫できる感性は、
少しヤバイのではないかと思うんだけどね。
で、自分の妻がそういう人間だとわかっても、
怒りをあらわにもせず、「気づいているけど別れてあげませんよ」
みたいな夫にも、まぁ普通は戦慄するよね。
これも「ゴーンガール」とかの影響なのかな。
思うに、子供のころから、大人からの刷り込みとして、
「不倫とか浮気とかは忌み嫌うもの」
というのがあるので、
いかにお話と言えども、ああまで堂々と不倫を謳歌されると、
そこからして戸惑うのかもしれない。
要はさ、家にいる母親とかは、けっこう当事者になる可能性があるわけじゃない?
不倫される側でも、する側でも。
そういう立場の人とああいうものを一緒に見るのは結構ヘヴィですよね。
別に母親がそういうことを一切しない人であっても、
否定的な見方しかしない人であっても、
意外とどういう感想を言えばいいのかわからない部分はある。
親であっても人間で女性ですからね。
ま、一人暮らしのやつがコソコソ見るのが一番無難なのかもね。。。
全く当事者意識持たなくて済むしね(汗)