職場は結局、何も進歩せずうんこなので、で、来週で契約は終わりなので、
次の仕事でも探さないと気分が変わらない、という感じで、
派遣会社に行ったんだけど、
ずーーっと雑談してる人が近くのブースにおり、
派遣会社ってなんであんなに緊張感がなくてヘラヘラしてんのかと呆れた。
人の働いた金ピンハネして儲けてるクセに。。。
で、なんか音楽の話になり、ギターを練習してることを言ったら、
コーディネーターの女性が「ギターって感性で弾いてる感じがする」とか言うんだよね。
その前に、どんだけ楽器の演奏が緻密で地味で数学に近いかって、実際弾いてる私が言ってるのに。
感性で弾けるようになりゃ苦労しませんよ(汗)
ひたすら地味に運指の練習とか、暗譜とか、そんなんばっかだし。
とにかく「フレットから外れないように弾く」ということが、
たとえエレキギターでもすごく重要なことなので、
まるで融通の効くもんじゃないんですよ。
しかも下手なやつが感性で弾いたところでただ下手なだけじゃん。
ロックとかみんな甘く見てるけど、
一般的な仕事とか他の活動に比べてよっぽど大変だよ、楽器の演奏は。
細かいし間違えられないし練習をどれだけしてもなかなか上達しないし、
満足のいく演奏なんてほとんどできない。
人が弾いてるの見て「気持ち良さそう」というのはイメージだけであって、
まったく気持ちよくなんかない。
それでも弾きたいから弾いてるだけだけど。
少しもかっこいいものではなく、とにかく地味で、孤独に努力するしかない行為ですよ。
だから私が思う、ロックとかバンドで成功する人に必要なのは、
何より「同じことの繰り返しに耐えられるか、孤独に耐えられるか」という、
派手さや華やかさとは対極のことなんだよね。
ギターの練習なんて、ひたすらおんなじことの繰り返しだよ。
曲を覚えるのも同じ曲を何度も聴かないといけないし。
それ自体は楽しくないし。
ただ趣味で聴いてるだけのほうが何倍も楽で楽しい。
むしろ、歌は才能とか感性が必要なんじゃないのかな。
声帯の強さや声量って、努力であんまり変わらないんだよね。
というか、民謡を習った人だけが本当に上手いという感じがする。
だからヴォーカルスクールよりは民謡が習いたい、本当は。
ま、特に年配の人は、音楽の仕事をバカにしているけど、
実際やれと言われたら絶対やれない人のほうが多いはず。
だってめちゃくちゃ大変だしひたすら暗記だし間違えられないし。
半分寝ててもつとまるような会社員とは比べ物にならないくらい大変だよ。
チャラチャラしてるように見えて、ギタリストなんてめっちゃ地味で細かくて純粋な人ばっかですよ、基本的には。。
とにかく真面目でないとつとまらないことだけは確かですね。