「お客様の『ありがとう』で誰でも元気になるわけじゃない」
という記事見てて。
この、「お客様のありがとうで疲れが吹き飛ぶ」信仰は、
けっこう押し付けがましく研修なんかで言われることで、
なんか、そこで働いてる人が書いたコラムで賞をとったやつとか、
そういう文章によく出てくるイメージ。
FBでシェアとかされる「いい話」っぽくて胡散臭さ満載ですね(汗)
みんながいい話と思うはずだ、という感じがどうもね。
この前、仕事やめるやめないで話し合ってるとき、
派遣の担当者が、「仕事やってて楽しいか、やりがいあるか、今後どうしたいのか」とか聞いてきたんだけど、
一日中PCを見てただチェック作業をするだけの、本当に単純作業なの。
それでも別に、苦痛ではないし、我々はただただ、指示されたことを忠実にやるだけだった。
自分の意見とか言うのは許されない、セキュリティに厳しい仕事だったから。
けっこうピリピリした感じの作業なんだよね。
どうしたいかなんて、言える部署じゃない。
仕事の進捗とか都合で、向こうがポジション決めをするんでしょ、という感じだし、
「これがしたいからこっちに移りたいです」とか普通は言えるものでもない。
で、その担当者が、「電話の応対なら、ありがとうと言われたりするのがやりがいにつながるとかあるんですけどね~」と、
自分たちのメイン業務を引き合いに出して言うんだけど、
結局、自分たちのスタンスからしか物事を見れない人なんだと呆れてしまった。
私は別に、接客がなくて誰からも感謝されなくても、
言われたことをできるだけ正確にやるというだけでも、そこの仕事に貢献できると思ってるので、
そこにいらぬ精神論みたいなのは入れなくていいと思うし。
「ありがとうと言われなかったら何をやりがいにするの?」
と言われているようで複雑だった。
意外に私は、ただのテンキー入力とか以外なら(これかなりきつい)、
それなりに単純作業でもやっていけるたちで、
そこに感動だのやりがいだのいちいち介在させなくてもどうということもない。
むしろ、くだらない人付き合いとか、
「せっかく席を用意してるのにお昼外に行くなんて」とかのしょうもない仲間意識を振りかざしたりされるほうが面倒で、
仕事中にどうしても聞かなくてはいけないことが発生したときだけ、
ちょっと会話するくらいでいいと思っているので。
だって仕事しに行ってるんでしょ?
早く終わらせたいんでしょ?
終わってから雑談するのはいいと思うけど。
気が合わなかったらわざわざ話してもそんなに広がらないし。。
こういった精神論を一切合財排除できていたら、
もともと日本社会にこんなものがなければ、
もう少しスマートに仕事が進んでいたんじゃないかと思ったりする。
変な先入観とかなく、まっさらな状態で、
自分の感じたことを尊重してやれていたら、
けっこう仕事の方向性変わると思う。
つねに理解できない、「誰でもこう思うでしょ」という感じが。
まぁ自分がそういうのに合ってないんでしょうけどね。。